SDGs-No.0072 2024年3月15日放送(香川)観光いちご農園 森のいちご ボス 本田龍さん
Brillante! For SDGs FM香川からのゲストは、香川県三木町で観光イチゴ農園「森のいちご」を経営する本田龍さんをご紹介します。
SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」、
目標11「住み続けられるまちづくりを」
に繋がるお話です。
今がまさに旬の苺!イチゴ狩りの情報検索にはホームページが欠かせませんが、楽しさが全面に伝わってくる森のいちごHPには、イチゴ模様の牛さんキャラクターがいたり、バーチャルいちご狩り・エアいちご狩りと遊び心がいっぱいです。
働くスタッフの笑顔でも明るい雰囲気が伝わってきます。そこで「ボス」と呼ばれている本田さん。
出身地の大阪で別のお仕事についていましたが、農業法人の就職説明会を機に香川へ移住されました。農業にとても前向きで地域のことを真剣に考えている三木町の広野牧場さんに出会い、心を動かされ、二つ返事で香川にくることにしたといいます。
酪農家、イチゴ農家、花農家、そして地権者と本田さんの5人で立ち上げたのが<森のいちご>で、今でもみんなでご飯を一緒に食べ合う仲間です。いちごのことを何も知らない0からのスタートで、怒られながらも苺と向き合った日々は夢に向かって夢中だったと本田さんは振り返ります。
「Very!Berry!三木町」をキャッチフレーズに、いちごで町興しをしている香川県三木町。
―「森のいちご」をオープンした17年程前はというと、地域の先輩農家がいちごのブランド化に力を入れていて、今は若い人が増えて、より一層「いちごのまち」になりつつあると実感しています。
苺はとっても手間がかかりますが、大事に育てることで、本当においしい苺に育ってくれます。それをみなさんに食べていただきたいので、開園期間を90日に集中することにしています。―
その大切に育てた苺、さぬきひめを持ってきてくださいました!大粒のはち切れそうな苺さんたち。パッケージをあけると、甘い香りが解き放たれてスタジオいっぱいに広がりました。ん〜香りがおいしい!そして実食ですが。。。店頭に並んでいるものよりも若干色味が薄いようです。本田さんにお勧めの選び方を教えていただきました
エンジェルリングと呼ばれる、ひび割れのようにみえるものは、これ以上栄養が入らないような状態で、ヘタの下がはじけてくる様子のこと。美味しいのサインなんですって!
ん〜〜 思わずうなる美味しさ 甘い サクッとした歯ごたえもあります。
じっくりゆっくり育てると色味が薄くなっていくとのこと。
手間を掛ければかけるほどおいしくなるので、ゆっくりと作るのが本田さんのいちごの作り方なんです。
手間も人手も必要で、多い時には25人ものスタッフさんが世話をしています。地元を中心に全国いろんな地域から短期間で働かれるかとも多いとか。そして今は、ガーナ出身のスタッフさんも!言葉は通じなくても、ボディランゲージで楽しく働かれているそうです。
香川はいい!とにかく人に惹かれました。と本田さん。
―香川に来て良かったと思うことは、人との出会い。僕自身の人生の目標でもあります。
どんな人に会って何を思うかが大事だと思っていて、そのいい出会いが香川にあったんです。
そんな本田さんの未来へ向けてのメッセージは、、、
「Do Life Together!」 一緒に生きていこうぜ!
来てくださるお客様や、働くスタッフ全員、一緒に生きている仲間たちと、地域で仕事できること。目の届く、一緒にごはんを食べられるような距離感で生きていけたらいいなとおもいます。
その先にある未来は「村を作ること」みんなが集まって、楽しめる、遊べる、寄れる場所。悩み相談をしたり、ご飯を食べたり、生活の一部になるような場所にできたらいいな。村ですね!そのための準備も始まっています。―
人とのつながり、地域のつながり、育てた苺をこどもたちのように愛しく大切にしている本田さんがいる場所には自然と人も引き寄せられていくようです。
イチゴ狩りに訪れた人たちが「ここで働きたい」と思える場所。大人になったら、という将来の夢だけでなく、観光で訪れた人たちの移住への意識にも自然に働きかける魅力がつまっているんですね。
香川のゆかいないちご農園 森のいちごHP https://morinoichigo.com/
- 2024.03.15 Friday
- FM香川
- 10:30
- by brillante-fm