Brillante ! 〜四国の輝く人たち〜

No.220 2019年11月1日放送 (愛媛) 一般社団法人キタ・マネジメント 事業課長 井上 陽祐さん

今回は、「一般社団法人 キタ・マネジメント」事業課長、井上 陽祐さんにお越しいただきました。

愛媛県の南予地方に位置する大洲市は、「伊予の小京都」と呼ばれています。

市の中央を流れる「肱川」を中心に風光明媚な自然が広がり、「大洲城」、「臥龍山荘」、

「城下町として栄えた街並み」はじめ、「うかい」や「いもたき」、「志ぐれ」、「月窓餅」など見どころ、グルメも豊富です。

そんな大洲市が「観光」という切り口から活性化するよう、

「地域DMO候補法人(DMO=Destination Management Organization=食や芸術、自然、芸能、風習など、

それぞれの地域が持つ観光資源に精通し、地域と協同して観光地域づくりを行う法人)」として

物販、施設管理、不動産を中核事業として運営しながら、地域のマーケティングやマネジメントを行っていらっしゃるのが、

「一般社団法人 キタ・マネジメント」です。

大洲市と協同して活動されています。

 

「キタ・マネジメント」の名前の由来は、大洲の辺りがかつて「喜多(きた)郡」と呼ばれていたことと、

100年以上前に大洲の木蠟や絹などを海外へ輸出していた貿易商社の名前が

「喜多組(きたぐみ)」だったことから来ているそうです。

シンボルマークは、「喜多組」のトレードマークの下に、大洲盆地を表す曲線が描かれています。

 

「『喜多組』は当時、大洲の良い物を海外へ売って、大洲を潤わせていましたが、『キタ・マネジメント』は、

海外から皆さんに大洲に来ていただいて、大洲を潤わせたいという思いで、『喜多組』にあやかって、マークをいただきました。」と、

井上さんが教えてくださいました。

 

井上さんは、大洲生まれの大洲育ち。県外の大学に進学後就職され、商社で仕事をされていました。

30歳を機にふるさと大洲へUターンされ、大洲市の職員・「地域おこし協力隊」として働いていたところ、

市がDMOを作ることになり、井上さんは立ち上げから関わってこられたそうです。

 

昨年夏の設立から、どういった活動をされているか、伺いました。

 

「中核の活動としては、古民家の再生事業です。

大洲城と臥龍山荘の間に広がる『肱南エリア』には、170軒ほどの古民家があるんです。

その中の約30軒を買ったり借りたりして改装して、大阪のホテル事業者にお貸しするという、

比較的ハイクラスなホテルの誘致を行っています。

日本でも珍しいスタイルのホテルで、同じエリア内に、チェックインする古民家と、食事をする古民家と、

実際に宿泊する古民家がバラバラになっているという『分散型ホテル』を展開しようと、今準備中です。

東京オリンピックに合わせて来年の4月、まず10室と食事棟をオープンさせる予定です。」

 

施設管理、物販の分野では、

「『大洲まちの駅 あさもや』や、『大洲赤煉瓦館』、『伊予大洲駅 観光案内所』の運営を行い、

大洲や愛媛の良いものを、観光客向けに販売しています。

また大洲市の『ふるさと納税』事業を受託し、大洲の良いものを、ふるさと納税を通じて『返礼品』として

全国に発信しています。」

今年の夏、「キタ・マネジメント」より、大洲市のPR冊子「おおず-美味いもの良いもの旅-Vol.01」が発刊されました。

「まずは、ふるさと納税の返礼品のカタログとして製作したのですが、昨年7月の豪雨で、大洲市は500億円近い経済被害があり、ほとんどの市内事業者が被災されました。大洲市のふるさと納税の返礼品も、120品目あったものが90品目程度に減ってしまい、

しかも、人気のあった『じゃこ天』などは、廃業という結果になってしまっていました。結果的に、大洲市のふるさと納税は大きく減少が見込まれていましたが、今年度から弊社が事業を受託し、様々な返礼品を開発して、現在は170品目ほどの返礼品を世に送り出していっています。その中でも選りすぐりの品を、今回はPR雑誌として編集し、松山空港の有料ラウンジ、道後温泉のホテル、旅館などに設置していただいております。お陰様で現在、通常の2倍の寄付をいただいていて、今の時期、年末調整前が一番のシーズンですので、売り込みをかけていこうと思っています(*^-^*)」

 

このほか、JR西日本と近畿圏の大学とで連携した産官学の取り組み「瀬戸内カレッジ」では、

今年8月、和歌山大学の学生さんと一緒に、若者視点で大洲市内の観光コースづくりを行いました。

日本国内でも大変珍しい『禅堂でのヨガリトリート』や『浴衣でのうかい』などが企画され、

12月のコンテストで優勝に向けて、今準備中ということです。

 

さらに今、温めていらっしゃる大きな計画は、なんと「大洲城に宿泊」!

 

「12月に『大洲城の宿泊滞在型城主体験』の実証実験を行い、来年4月に、1日城主になって天守閣に泊まっていただき、当時の料理を現代風にアレンジしたコースを召し上がっていただいたり、鉄砲隊の演武も見ることができたりと、大洲に残る伝統文化を、特別にフルで味わえるラインナップの宿泊体験サービスを作ろうとしています。

ビジネスベースでは、日本初の取り組みです。」

今年夏の発表後、問い合わせが相次いでいるそうです。

 

井上さんの夢を伺いました。

 

「西日本豪雨で被災してから、大洲市は人口が急速に減少し、賑わいも減少していっています。しかし、私のふるさと大洲が、世界に認知されて、行きたい場所、住みたい街になることで、大洲が最も栄えていた明治後期のような賑わいを取り戻すことが、私の夢です。」

 

そんな井上さんのキーワードは、「世界から見てどうかを考える」☆彡

 

「私自身、高校時代に『ここは何もない街だな』と思って愛媛から飛び出てしまいましたが、留学したり海外で働いたりして帰ってきてから、一見何もない町でも、世界的に見れば、大変魅力的なものがたくさんあるなと感じるようになりました。空き家だった古民家も、視点を変えれば大変魅力的な資源です。そういう地元の良いものが、世界から見たらどう映るかを、常に考えるようにしています。

大洲は、私自身を育ててくれた町でもあるので、恩返しをすべき存在だと思っています。」

お話しによると、大洲城の宿泊体験は、1泊100万円超の予定とか・・・。殿様気分、姫気分を味わってみたいなと思いました。

「キタ・マネジメント」の子会社「株式会社KITA」の社長としても奮闘されている、

「大洲愛」にあふれる井上さんと、「キタ・マネジメント」のこれからに、目が離せません。

大洲がさらに賑わいますよう、そして大洲のために頑張る井上さんを、応援しています。

 

 

「一般社団法人 キタ・マネジメント」の

HP http://kita-m.com/

HP内に、大洲市のPR冊子「おおず-美味いもの良いもの旅-Vol.01」web版もあります。

Facebook でも情報発信されています。 

  


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