No.197 2018年11月16日放送(香川)内田大輔さん(ゲストハウス・TRADITIONAL APARTMENT)
Brillante! FM香川からのゲストは、ゲストハウスTraditional Apartment オーナーの内田大輔(うちだだいすけ)さんを紹介します。
黒の上下にザック姿で颯爽と現れた内田さんは、都会的でありワイルドな印象。野球、サーフィン、トレーニングと趣味も躍動感にあふれています。今や「ゲストハウス」という言葉も珍しくない時代ですが、内田さんが始めた頃は、中四国でも内田さんと友人の二人だけ。香川における先駆者なのですね!
サラリーマンからゲストハウスのオーナーになった、その気になるいきさつは?
元々、海外願望が強かったという内田さんは、独立してビジネスを興したいと考えていました。ある時、ドイツに住むいとことヨーロッパ旅行に行った際に、面白い物があると紹介されたのが、当時現地で流行り始めていた「ゲストハウス」でした。普通の民家に行き、鍵を渡され、自由に過ごせるそのスタイルに衝撃を受け、今までの観光旅行にはなかった旅の醍醐味を知りました。
これを日本で、ツーリストに向けてサービスしたら面白いのではないか?と考えた時に思いついたのが、高松市塩上町にあるおばあちゃんのアパート。築60年のその建物は、おじいさまがペンキ屋を営んでいた頃に、職人さんの下宿でした。時代もかわり、このままでは取り壊すしか無いと思われていたアパートの一室を、民泊サイトに登録。反応の大きさに手応えを感じつつも、お客様第一号を家族みんなで迎え入れたと振り返ります。
築60年の木造アパートがゲストハウスに。その名も Traditional Apartmentトラディショナルアパートメント・・・ところが、まだその時点では、他に自分がやりたい事を仕事にしようと悩んでいたのです。そんな中、旅先の北海道で出会った人の言葉によって「どう生きるか」「今の自分が出来る事で、人に喜んでもらえる事を!」と、あらためて本格的にゲストハウスを展開していくことになりました。
今では数あるゲストハウスの中で、Traditional Apartmentの最も特徴的なことは、そこが「内田さんが生まれ育った場所」だということ。「この場所のおかげでご飯を食べさせてもらっているから、今までの感謝の気持ちを込めて地域に還元できる仕組みを作りたいですね」そんな想いで作られた冊子が【SANUKI ZINE】旅にまつわる言葉と、地域の人々の日常がなんとも魅力的に綴られています。アプリをDLすればAR動画もあわせて楽しめるという仕組み!面白い!!それにオシャレです!
今週のキーワード「ピンチはチャンス」
〜良き時こそ襟を正し顕著になり、悪い時こそチャンスととらえ大胆に攻める。それが大切な事だとおもいますし、事前に対処することを心がけています。
今までと違う道に進んでも、サラリーマン時代に培ったノウハウが着実に今の内田さんの強みであり財産になっています。リピーターの多い内田さんのゲストハウス。それは、常に前向きにしっかり生きる内田さんの息づかいが感じられる場所、心地よい空間。今日もTraditional Apartmentは、海の向こうから訪れた人々で賑わいます。
- 2018.11.16 Friday
- FM香川
- 09:30
- by brillante-fm