No.155 2017年3月17日放送 (高知) 川添ヤギ牧場 川添 建太郎
南国市にヤギ牧場を経営する川添建太郎。
国内ではあまり目にする・口にする機会が少ないヤギミルク。
川添さんがヤギミルクと出会ったのが約12年前。
音楽の勉強でドイツに留学した際にスーパーで出会ったヤギミルク。
日本ではあまり馴染みがなく、少し興味を持ったそうです。
(当時飲んだ感想は「あまり美味しくない」独特の臭みが強かった印象)
日本に帰って、すぐに牧場経営を始めたわけではなく、
5年位は「ヤギミルク」には全く触れず生活を送っていました。
その後、農業共済組合に務めるようになり「家畜担当」に。
その際に牛の農家さんと話をする機会が増えました。
(実はヤギは牛科の動物!ヤギの病気や飼い方を学ぶ)
この時に、大きい牛を飼うのは大変だから、
ペットを飼うような感覚でヤギのオス・メス1頭ずつを飼い始めました。
後々商売にする!という考えはなく、
ペットがミルクを出してくれるならラッキー♪
自分で飲むくらいは出来るのかな?という感覚だったそうです。
川添ヤギ牧場のヤギミルクは独特の臭みがないのが特徴。
その秘密は、こだわりの「飼料」にあります。
100%自給飼料で、輸入飼料は一切使わず新鮮な牧草を通年ヤギに与えています。
ヤギの排泄物を土に加えて畑で牧草を栽培。
循環型の仕組みを確立するなど育て方を工夫しています。
ヤギミルクは牛乳と違って通年流通している訳ではありません。
秋頃に発情し、約5カ月の妊娠期間を経て春に出産。
ヤギミルクの流通が始まるのは3月頃からなんです!
(可愛い赤ちゃんがたくさんいました!)
現在、日本で商売としてヤギを飼育している牧場は20件ほど。
その中で頭数だけで言えば、川添さんの牧場は2位!(100頭ほど)
まずは、数で全国1番になることが川添さんの目標です。
キーワード
縁と運
色んな方に恵まれて助けられながらヤギを飼育できている。
様々なタイミングが重なって今があると感じています。
昨年は、地元の「ひまわり乳業」と共同でヤギミルクの生乳を商品化。
また、プリンやジェラートなど様々な企業の加工品にも使用されています。
高知県内で見かけた際はぜひ味わってみてください!
ひまわり乳業のHPからも購入できます
- 2017.03.17 Friday
- FM高知
- 10:20
- by brillante-fm