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No.203 2019年2月15日放送(高知) むろと廃校水族館 館長 若月 元樹さん

昨年4月に高知県東部、室戸市に開館した『むろと廃校水族館』

高知市中心部から車で約2時間。むろと廃校水族館にお邪魔して

館長の若月元樹さんにお話を伺いました。

 

 

むろと廃校水族館は、NPO法人日本ウミガメ協議会の運営の施設で、

若月さんは、この協議会に所属の職員です。

若月さんは広島県出身。大学進学で沖縄県へ。

1年生の時に、先輩に誘われ海岸にウミガメの産卵を見た事がキッカケで

大学時代は、美ら海水族館に通い施設スタッフと共に現場に行き、

様々な調査や研究を経験されました。

 

大学卒業後は、サラリーマンを3年間経験し、

一念発起でNPO法人日本ウミガメ協議会に就職しました。

 

団体では、2002年から室戸岬沖の定置網にかかる海洋生物調査を実施。

ですが、継続が危ぶまれていました。

どうしても室戸の調査活動を続けていきたいと思っていたところに

タイミング良く、廃校の利活用計画が持ち上がり、水族館を運営することに。

 

こだわりの一つは『廃校』というネーミング。

小学校本来の姿を残した水族館にしたかったそうで、

跳び箱や机など、学校にある物をリノベーション。

企画段階では、

廃校を水族館へとリノベーションすることに対して、

市議員や市職員、地元住民に反対をされていましたが、

スタッフの皆さんは、この水族館は他にはない楽しさとワクワクがあると信じ

一致団結し、乗り越えたそうです。

 

1月現在、なんと来館者は14万人!

地元の漁師さんが朝どれの魚を持ってくることもあるそうです。

 

そして、週末には沢山の子どもたちがむろと廃校水族館を訪れます。

若月さんは「小学校の本来の姿が戻った」それが嬉しいとおっしゃっています。

廃校は、子どもが少なくなって起こる事ですが、

そんな場所に、笑顔の子どもたちが。元子どもの皆さんもとても楽しそう。

 

むろと廃校水族館の実例をもとに

様々な廃校の利活用が広がればよいなと思いました。

 

 

今日のキーワード

『陰口を気にして何もやらないより、嫌われてでも押し通すべきこともある』

 

今後ものびのびと水族館の運営を続けて、

新しいアイデアを形にしてゆきたいということです!

 

詳しくは『むろと廃校水族館』のfacebookやTwitterをチェック!



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