Brillante ! 〜四国の輝く人たち〜

No.209 2019年5月17日放送(香川)一般社団法人hito.toco代表理事 宮武将太 さん

Brillante! FM香川からのゲストは、一般社団法人hito.toco 代表理事の宮武将大(みやたけしょうた)さんです。

 

 

 

 

一般社団法人 hito.tocoは、いわゆる「ひきこもり」の相談を主に行っていますが、その中で障がいを持っている人が働ける選択肢が少ない実状を知り、企業と繋げられる場所を作りたいと思い、設立しました。


 

そんな、宮武さんご自身も、実は小学6年生〜中学・高校の間、「ひきこもり」の経験者でした。


 

子供の頃は、1年中遊んでいる元気で活発な方でしたが、勉強が苦手で、学年があがるにつれて「学校は勉強をするところ」を真正面から受け止めて、そのことがだんだん負荷になって、6年の2学期から不登校になりました。


 

宮武さんが「ひきこもり」から抜け出せたのは二十歳のとき・・・実は「ひきこもり」の当事者はそれほど世間との断絶を望んでいるわけではなく、「自分の一番居心地のいい場所が自分の部屋」という場合が多いものです。その中では、やはり「親や周りへの迷惑・心配」を考えており、宮武さんも「二十歳になったら社会復帰しよう」とは思っていたそうです。


 
そして、その通り、自分でアルバイト先を探し、自分で「引きこもり生活」から抜け出したわけですが、その時のアルバイト先の人が、「引きこもりだった自分」を特別視せず、普通に迎え入れてくれたこともラッキーでした。

 

中学の卒業式も、校長先生や先生たちが、特別に夜、一人だけの卒業式を行ってくれたそうで、そうした「人」とのつながりが宮武さんの心を少しづつでも癒していたのですね。


 

その後は、宮武さんは自分の経験を元に、不登校・ひきこもりの相談支援や、家族向けのオフ会などを行う一般社団法人hito.tocoを設立しました。


 

—閉じこもったままだと何も起きない。動くと何かが起こる期待感もあるものの、同時に「怖い」と思う。そこに誰かのサポートがあれば・・・いろんなことをあきらめた中でもやりたかったこともあるはず。問いかけることを繰り返しながら、人の支えがあれば可能性が広がることを伝えて、その橋渡しをしたいと考えています。


 

今日本には「ひきこもり」といわれる人が全国で100万人いて、それは子供だけではなく大人や、さらに定年後の男性や子育て中の女性も多いといいます。特に今は「80歳の親に(経済的に)よりかかる50歳の子供」という、いわゆる【8050問題】がクローズアップされています。


 

でも、結局「自分で決めないと一歩が踏み出せない」と、宮武さんは思っています。そのきっかけ作りの一つとして、誰もが自由に立ち寄れる「居場所」TocoSTATION(トコステーション)を作りました。ネット時代と言われる今だからこそ、人との繋がりがより必要になっています。


 

宮武さんのオフィス「 hito.toco」は、「hito=ヒト」「to=つなぐ」「co=社会・協力」という三つの言葉を組み合わせた造語です。「多様なヒトの想いを、いろんな人と協力しながら、社会につなげていきたい」と語る宮武さんは語ります。これからは、働く仕組みづくり、居場所の提供、家にいながらにして学べる・働ける形、社会にでるきっかけとしてのツールを模索し、どんなサポートをするかをトライしていくそうです。


 

今週のキーワード「人」


 

いろんな人の言葉掛けや支えでどれだけ人生が変わったか…人がいないと生きられなかった。人との出会いが、いいことも悪いことも経験させてくれました。


 

宮武さんとの会話のキャッチボールが、なんと心地いいものか。県外からの講演会などでも引っ張りだこなのも納得です。窓を開ければ、新しい風が入り込む。そこから何かが始まる。


 

宮武さんは、まさに薫風のような人でした。

 



パーソナリティ

FM香川 大津奈美子
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