Brillante ! 〜四国の輝く人たち〜

NO.237 2020年7月17日放送(香川) 一般社団法人トピカ代表理事 村山 淳 さん

Brillante!FM香川からのゲストは、一般社団法人トピカ代表理事の 村山 淳(むらやま じゅん)さんをご紹介します。

徳島県との県境に位置する高松市塩江町に、2017年から地域おこし協力隊として活動をして来た村山さん。

 

 *福島県いわき市生まれの村山さんがなぜ四国、香川に来ることになったのでしょう?

 

言語学、歴史学、哲学を学ぶ中で、島の多い海(アーキペラゴ)に興味を持ち、島のあるところに行きたい、と思っていました。そして、山育ちゆえ山と島が適度に近い場所を探していたところ、故郷に似ている土地の感覚だけで即決しました。

 

 *村山さんには、塩江の人たちはどう映りましたか?

 栄えた時期があり、良い街・中心地としてのイメージと現実があって、その気持ちの落差が塩江町の問題であり、知れば知るほど難しく、自分にとって興味が湧いてくることでした。 

 

 *地域おこしの一つに、「ガソリンカー復元プロジェクト」があげられますね。ガソリンカーとは?

高松市の仏生山から、現在の塩江道の駅付近までの16.7キロの単線の鉄道で、正式名称「塩江温泉鉄道」という観光鉄道がありました。

ガソリンで走っていたことから「ガソリンカー」と呼ばれていました。枕木を通る時に独特の音がするので、塩江の人たちは音で覚えていたようです。終着駅には錚錚たる旅館があって、そこには少女歌劇団やビリヤード場など、当時としてはとてもハイカラな場所でした。実際に乗った人の話では、全長8Mの鮮やかな緑色の小さい車体に大きな車輪が、なんとも可愛らしくマッチ箱の相性で親しまれていたそうです。アメリカのトラックのエンジンなので馬力が足らず、乗った人が押す姿もみられたという当時の話もありました。 

短い期間で廃線になった幻の鉄道で、塩江の繁栄を支えた思い出の強い出来事として、いろんな人がガソリンカーの話をしてくれたんです。 

地域おこしの一環で、香川大学、高松高専など若い人たちと一緒にガソリンカーの研究に取り組んでいるところ、設計図に関して大きな発見があったんです。 塩江美術館で発表会をすることになり、老若男女いろんな人が関わって塩江に足を運んでくれました。特に、鉄道マニアの方々には様々なジャンルで協力してもらい、改めて「鉄道」は世代を超えるコンテンツなのだと感じました。引き続き、何年もかけていろんなことをやっていきたいですね。

 

 *地域おこし協力隊の任期が終わってからの目標もあるということですね。

 

鋭利と非営利といろんなグラデーションで、地道な研究や、人が集まる仕組みづくりを活動とする、一般社団法人トピカを立ち上げました。

地方として人口減少は避けられないことですが、トピカの目標は、幸福を持ってダウンサウジングしていくことなんです。それを町民と一緒に考えていきたいと思います。人を呼ぶことによって、町民自身の評価を高めていく。これより先、今よりもっと愛するようになってくれたらいいなと思います。

 

どういう場所にしていきたいですか? 

 

塩江町に生まれてよかった、と思う場所を増やすことですね。

塩江町に来て、コミュニティを支えてくれる人をつなげていけたら・・・。

僕自身、これからも塩江にいたいと決めたのは、人に愛着が湧いたのが一番の理由です。応援してくれる人がいるから一緒に頑張れるんです。

 

 *活動を通してのキーワードを教えてください。

 「人間性」です。

人文学、哲学、歴史学、言語学と、人に関わる学問を10年近く研究していると、ふとわかってしまう瞬間というのがあります。しかし、大学を離れて塩江に来て、自分が本来みなくちゃいけなかった人間というものがリアルに感じられるようになりました。塩江での3年を通して改めて人間性を見つけ直したような感覚です。

 

収録当日も、島に行ってきたという村山さん。島と山と人と。そこに住む人たちの幸せのために。村山さんの描く青写真、トピカの活動に目が離せません。

 



パーソナリティ

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