Brillante! for SDGs

No.13 2014年6月27日放送(香川) 学生服専門リユースショップ さくらや代表・馬場加奈子さん

ブリランテ、今週のゲストは学生服専門リユースショップ さくらや代表 馬場加奈子さんです。

「さくらや」の立ち上げは、馬場さんご自身が「すぐに成長する子供・小さくなる制服」をどうしようか悩んでいたことから始まりました。

馬場さんご自身がOLをしながら子育てをしていた頃、学校行事になかなか参加できない馬場さんは、ご近所さんや、お母さん同士のネットワークが少なくなっている現状で、使わなくなった制服を譲り受け(いわゆる、おさがり)をして欲しくても全然情報がない・・・そして、それは周りのお母さんも同じことと言うことに気が付き、そういうお店があれば、お母さん同士の橋渡しになり、さらには家計応援になるのでは・・との、発想でした。

同じ思いのお母さん三人で立ち上げた「さくらや」・・・入学シーズンの象徴である桜と、娘さんの名前をとって命名したそうですが、冬の寒い日にオープンし、雪の降る中でも、犬に吠えられ、人に怒られながら地道にポスティングを行い、一人、また一人・・・とお客さんを呼び寄せていく毎日だったそうです。

また学校の制服などは地域ごとに違うものなので、種類の多さや管理方法、情報の集約が大変だったとか。それもお客さんとのコミュニケーションの中で一つ一つノウハウを積み上げていったのです。

今週のキーワードき「まず一歩前進」き

集客方法、店構え、ディスプレイ、何をとっても分からないことだらけだったそうですが、キーワードとなる「まず一歩、前身」に表されるようにやってみなければ分からないからこそ、一歩ずつでも前進するんだ!という強い気持ちと好奇心で、今やフランチャイズ展開するまでに至りました。子育て中のお母さんが一人でも開業できるように、と「さくらや」のノウハウが詰まった、POSレジシステムも0から開発しました。
 
お母さんたちの独立開業支援のみならず、体操服の洗濯は障害者施設の就労支援に、刺繍取りは高齢者の仕事につながるんですよ、ととてもうれしそうに語ってくださいました。
 
この春、宇多津にフランチャイズ一号店がオープンしましたが、今後はまず四国四県に、そして全国にお母さんのネットワークを広げていく・・・と夢は大きな馬場さんですが、創業当時の告知方法「ポスティング」は今でも続けているそうです。

「子どもたちのためになること、お母さんの助けになること」を学校や地域にも提案し、呼びかけが広がっています。転勤される方からのお問い合わせがあったり、進学後に再度訪れるお客様がいたり、応援してくれる人達の声がさくらやさんの力の源です。

一歩ずつ実直に進んできた「さくらや」さんは、気軽に相談できる雰囲気と信頼感に満ち溢れています。中古学生服だけでなく、工場との直接契約によりリーズナブルになった新品学生服の取り扱いもある「さくらや」さんの情報はHPを御覧ください。

⇒ さくらやHPはこちら
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