No.26 2014年9月26日放送(徳島) 鍛冶屋 大久保竜一さん
今週のゲストは、徳島県勝浦町に100年続く鍛冶屋、大久保竜一さん
曾祖父から続く鍛冶屋さん
徳島県内でも農具の製造修理の鍛冶屋は1軒だろうと言われている。
家業を継ぐということで始めた仕事ですが、親には反抗して
他の仕事を考えた事もあったそうです。
親からは仕事を指導されるというより
見て覚えるという職人の世界ですね。
包丁や鎌など生活用刃物の製造から
修理を行っています。
中山間部ということもあり、かつては
町内にも多くの鍛冶屋があり農具を製作修理をしていました。
県内でも鍛冶屋が少なくなって、海の漁士の道具修理まで
持ち込まれるようになりました。でも、見たこともない作業道具なので、
何にどのように使うのか、まず話を聞いて知ることから始めます。
物作りの楽しさがありますね。
焼けている鉄、金物を成形するので直接手で触れられない。
手で触れずに物を成形するという苦労があります。
ところでスキンヘッドは・・・・
「油が飛び散る仕事場なので、洗いやすいようにこの頭なんですよ」
大久保さんのキーワード「正直に」
物作りの商売は、物を作って物を売る。
小細工をして付加価値を上げるよりも、
まっすぐな「物作り」を地元で続けたい。
使われる方には物の値段の違いを理解してほしい。
刃物を研いだり修理したりして永く使えるもの
使いやすい手になじむものを使ってほしいと思います。
- 2014.09.26 Friday
- FM徳島
- 16:12
- by brillante-fm