Brillante! for SDGs

No.35 2014年11月28日放送(高知) 土佐備長炭 窯元 炭玄 代表 黒岩 辰徳さん

FM高知からご紹介したのは、
土佐備長炭 窯元 炭玄 代表 黒岩辰徳さん。
高知県東部、室戸市吉良川町にて2007年に炭玄を立ち上げ現在9年目。
炭玄で修業し独立した方も含め、10名の仲間と共に、
日々備長炭づくりに励んでらっしゃいます。

土佐備長炭の原料は室戸に多く群生している「ウバメガシ」
そのため、古くから室戸では土佐備長炭の生産が盛んに行われていました。
鉄のように堅く、少ない煙で長時間燃えるので、焼肉屋・焼き鳥やなど
業務用として高いニーズがあります。

1回の釜焼きに使用する「ウバメガシ」は、約10トン。
このうち出来上がる炭は、約1トン。なんと10分の1なんです!
釜だし作業は、20時間にも及ぶそうです。

大変な作業も仲間と一緒なら楽しいと笑顔で話す黒岩さん。
黒岩さんは、高校を卒業後4年間は高知市内で働き地元へ戻ってきました。
運よく地元に戻れたけれど、周りでは
「室戸に残りたいけど残れない」「帰りたいけど帰れない」
という声が多くあがっていました。
そこで室戸で出来ることを考え、行き着いたのが「土佐備長炭」
室戸に雇用を生み出そうと考え始めたときに土佐備長炭市場をリサーチ。
地元にいた頃には触れる機会があまりなかった室戸の伝統産業の素晴らしさに、
改めて気が付いた瞬間でした。

吉良川には「神祭」があり、それを担うために中学2年生から青年団に入ります。
年齢を超えて交流することで「社会」を学ぶ。街を歩いていると「仕事やりゆうかえ?」
「また飲みに行きゆうかえ?」と、声をかけてもらうことも多々あるとか。
同じように黒岩さんも中学生に「今からクラブかえ?」「はよ帰れよ〜!」
と、声をかけコミュニケーションをとっているそうです。
「神祭」を通じて世代を超えた人間関係を築くことができ、今の自分があると語ります。
炭玄では、業務として「神祭」に参加し地域との交流を深めているそうです。

き今日のキーワードき仕事も遊びも徹する事、楽しむ事



最後に黒岩さんから、
「地域の持続性は人だと思います。そんな人財が30人、40人残れる場所づくりを
徹底して作っていきたいと思います!仕事がないから県外へ…という考えから
残るためにはどうするべきか?と言うふうに考えて、
一緒に楽しみながら地域を盛り上げましょう!」
と、サムライソウル溢れるメッセージを頂きました!
黒岩さんに人が集まる理由が分かりました。
これからも応援しています\(^o^)/

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