Brillante! for SDGs

No.157 2017年3月31日放送 (香川) チェンバロ奏者 石川陽子 さん

Brillante! FM香川からのゲストは チェンバロ奏者 石川陽子(いしかわようこ)さんです。
 

 

 

石川陽子さんは、武蔵野音楽大学在学時代に聞いたチェンバロの演奏会で、弾き始めた音を聞いた瞬間から「心を持っていかれた」ように感動し、大学院ピアノ専攻修了した後に東京藝術大学大学院古楽科チェンバロを専攻しました。現在はチェンバロ奏者、ピアニストとして県内外を飛び回っています。
 

チェンバロとは聞きなれない楽器ですが、Dreames Come Trueの「ラブラブラブ」イントロ部分で流れている音色・・・といえばきっとみなさんも聞いたことがあるとおもいます。歴史的には「ピアノができるより前、16世紀から17世紀ごろ、ヨーロッパで盛んにつかわれていた鍵盤楽器です。
 

ピアノは弦をハンマーでたたくので打弦楽器といいますが、箱に張っている弦を小さな爪ではじいて音を出すチェンバロは撥弦(はつげん)楽器なんです(ギターなどと同じ仲間になります)。バロック時代、バッハやヘンデルが行きていた頃の楽器なので、特に「古楽器」と呼ばれています。英語では「ハープシコード」、イタリア語では「チェンバロ」、フランス語では「クラブサン」・・・全て同じ楽器です。  

 

ピアノと違って大量生産されていないので、一台一台手作りで、形や大きさ、音域など様々なものがありますが、日本にもチェンバロ製作者がいて日本産のチェンバロもあります。演奏家も少ないので香川県下でも10台ほどしかないようです。

 

チェンバロの魅力は、「やはり、音色、響きですね。響きがとても素敵で弾いてると楽しくて仕方ないくらい。シンプルな作りで響き方が純粋で素朴なところが古楽器の魅力だとおもいます。弾いていても聞いていても楽しいので、みなさんにも紹介して一緒に楽しみたいです。きっと楽しんでもらえると信じています。」と、石川さん。
 

今週のキーワードき「古楽の響きの時間、空間をお客様と共有したい」き

 

昔は一つの空間の中、すぐ近くで演奏を聴いていたものです。大きな音ではありませんし、身近で聞いて楽しむものだと思っています。 演奏会の後にはお客様が集まり、「音色に癒される」「弦を弾く感触が指に感じられる」「動きが面白い」と、その時の感動と楽しさを共有できることの喜びがあると微笑む石川さん。言葉の節々に、チェンバロに対する深い愛情が感じられました。

 

 

 

石川さん主宰の「チェンバロのある部屋」では古楽コンサートや体験教室なども行われています。

 

そんな石川さんも出演する<第1回たかまつ国際古楽祭>が4月7日(金)サンポートホール高松で開催されます。

世界的なチェンバロ演奏家やコーラスも参加して、古楽器の魅力を堪能できる演奏会です。ぜひ会場でお楽しみください。

 

 


 


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